市川準監督追悼・死を描いた映画「あおげば尊し」
市川準監督の訃報を聞いて借りてみました。
訃報を聞いた瞬間、市川準監督の作品として思い出せたのが「つぐみ」しかなかった。見てないのに。どういうわけだか主題歌も思い出せるのでTVCMが印象に残ったのかも知れない。
で、wikipediaで作品一覧を見ても1つも見ていない。
そこそこ有名なのにね。
で、こうして20作品リストにあるわけですが、近所のツタヤでその店の在庫を検索すると、3作品しかないのですよね。
全作品置いてあったりするのは超有名監督だけで、あとはこんなもんでしょうか。
古い作品はDVD化されてないにしても、DVD化されてても必ずしも置いてくれてないんですよね。
どこかにDVD/ビデオの映画図書館みたいなのはないんでしょうか?マイナーなものでもそこに行けば置いてる、みたいな。ネットレンタルDVDやネット上のオンデマンド配信が普及していけば、そうなっていくんでしょうか?
で、在庫3本のうち、一本は貸し出し中で、「トニー滝谷」かこれかという選択だったのですが、聞いたことあったそちらを借りずに、聴いたこともなかったこっちを選んだのは、こちらが「死」について描いた作品だったからです。
亡くなった方による死を描いた映画。
なんだか興味を惹かれました。
主演がテリー伊藤。
小学校教師役。全然教師に見えました。おさえた演技(あとでインタビュー読んだら「あんまり演技するな」という演出だそうで)でいい味出てました。
で、父親が末期ガンで在宅看護で看取ろうというところ。
一方学校では、「死」「死体」に異様な執着を見せる生徒が1人。
頭ごなしに「そんなことに興味を持つな!」とシャットアウトするテリー伊藤。
見ていて、悪趣味な興味とは思えず、なにか理由があって興味があるように見えたので、何で理由を聞かないの?ともどかしい感じで見てました。
ま、死を忌避するテリー伊藤の気持ちは分からないではないんですが。
次第に他の生徒にも影響を及ぼしていったので、テリー伊藤もそれに合わせて動く。
生徒もそれに呼応して動く。ものすごい興味の持続っぷり。
でもテリー伊藤はなぜかを聞かないんですよね。あ~もどかしかった。
結局直接聞くわけではなかったものの、なぜそんなに興味があるのか・・・ということは判り、その理由に1つのケリがつく感じでのエンディング。
特に驚くべき展開ではなかったものの、生徒の少年の中で何かが完了するシーンには少し感動しました。
もう少しテリー伊藤と父の間に何かあったら盛り上がったのに・・・と言う思いがどっか残るんですけどね。
非常にシンプルな筋書きの映画でした。
死ぬ間際に何かを残すことに関して、映画でも触れてますが、市川準監督は悔いなく逝かれたのでしょうか。
この映画は末期がんでゆっくりじわじわ死へ向かう感じでしたが、ご自身は急死だったようで、間際に何かを残すことはできなかったかもしれませんね。
もちろんこうして作品は残っていくわけですが。
旧作も追悼でDVD化されるのかもしれませんね。
あと、おばあさん役が、サザエさんの「舟」さんの声と知ってビックリ。
いわれてみると確かにそんなことでした。
82歳でまだ現役なのですね。
実写のお仕事は極めて少ないようで、お顔が拝めて貴重な気がしました。
悪くはないのですが、もう1ひねりあれば・・・ということで
★6
訃報を聞いた瞬間、市川準監督の作品として思い出せたのが「つぐみ」しかなかった。見てないのに。どういうわけだか主題歌も思い出せるのでTVCMが印象に残ったのかも知れない。
で、wikipediaで作品一覧を見ても1つも見ていない。
そこそこ有名なのにね。
で、こうして20作品リストにあるわけですが、近所のツタヤでその店の在庫を検索すると、3作品しかないのですよね。
全作品置いてあったりするのは超有名監督だけで、あとはこんなもんでしょうか。
古い作品はDVD化されてないにしても、DVD化されてても必ずしも置いてくれてないんですよね。
どこかにDVD/ビデオの映画図書館みたいなのはないんでしょうか?マイナーなものでもそこに行けば置いてる、みたいな。ネットレンタルDVDやネット上のオンデマンド配信が普及していけば、そうなっていくんでしょうか?
で、在庫3本のうち、一本は貸し出し中で、「トニー滝谷」かこれかという選択だったのですが、聞いたことあったそちらを借りずに、聴いたこともなかったこっちを選んだのは、こちらが「死」について描いた作品だったからです。
亡くなった方による死を描いた映画。
なんだか興味を惹かれました。
主演がテリー伊藤。
小学校教師役。全然教師に見えました。おさえた演技(あとでインタビュー読んだら「あんまり演技するな」という演出だそうで)でいい味出てました。
で、父親が末期ガンで在宅看護で看取ろうというところ。
一方学校では、「死」「死体」に異様な執着を見せる生徒が1人。
頭ごなしに「そんなことに興味を持つな!」とシャットアウトするテリー伊藤。
見ていて、悪趣味な興味とは思えず、なにか理由があって興味があるように見えたので、何で理由を聞かないの?ともどかしい感じで見てました。
ま、死を忌避するテリー伊藤の気持ちは分からないではないんですが。
次第に他の生徒にも影響を及ぼしていったので、テリー伊藤もそれに合わせて動く。
生徒もそれに呼応して動く。ものすごい興味の持続っぷり。
でもテリー伊藤はなぜかを聞かないんですよね。あ~もどかしかった。
結局直接聞くわけではなかったものの、なぜそんなに興味があるのか・・・ということは判り、その理由に1つのケリがつく感じでのエンディング。
特に驚くべき展開ではなかったものの、生徒の少年の中で何かが完了するシーンには少し感動しました。
もう少しテリー伊藤と父の間に何かあったら盛り上がったのに・・・と言う思いがどっか残るんですけどね。
非常にシンプルな筋書きの映画でした。
死ぬ間際に何かを残すことに関して、映画でも触れてますが、市川準監督は悔いなく逝かれたのでしょうか。
この映画は末期がんでゆっくりじわじわ死へ向かう感じでしたが、ご自身は急死だったようで、間際に何かを残すことはできなかったかもしれませんね。
もちろんこうして作品は残っていくわけですが。
旧作も追悼でDVD化されるのかもしれませんね。
あと、おばあさん役が、サザエさんの「舟」さんの声と知ってビックリ。
いわれてみると確かにそんなことでした。
82歳でまだ現役なのですね。
実写のお仕事は極めて少ないようで、お顔が拝めて貴重な気がしました。
悪くはないのですが、もう1ひねりあれば・・・ということで
★6
by matsuzoh2002
| 2008-10-03 19:57
| 見た映画