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身体で思いを形にするワークショップblog

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「こうなってほしい!」「そのためには、今どうすればいい?」そんな思いを、「体で感じる」ことを重視しながら表現するワークショップの進行役(ファシリテーター) まつぞうのblog

翌日のプロセスを先取りするような物語 …OHカフェ感想その2

その1では5枚のカードを直感的に選んで、ストーリー創るワークを体験しましたが、続いて行なったのは、6枚のカードを見ないで引いて、それを元にストーリーを創るワーク。

見ないで選ぶから、どんなカードが来るかはすべて「運」です。

そして6枚を、1枚ずつ
①物語のヒーロー
②そのヒーローの使命
③ヒーローの持っている力、またはサポーター(支え)になる人やもの
④ヒーローが直面する障害
⑤その障害をどう乗り越えるのか?
⑥結末
として、ストーリー展開を創り上げるのです。

6枚を見てから、ストーリーを創ればいいのですが、僕は個人的にハードルを上げ↑ました。

カードを見ないで①から⑥まで振り分けました。すべて出たとこ勝負。
それでも何とかなるような気がしたし、その方がスリリングで楽しめるような気がしました。

そうして引いてきたカードを元に生まれてきたストーリーは・・・

①荒波を渡る船 ・・・これがみんなのヒーロー。

②寂しげな瞳で、1人窓ガラス?に色を塗る少年

・・・荒波を渡る船の使命は、少年達を勇気づけること。

③4人の少年達が喜んでいる ・・・少年達の応援に支えられて、船が荒波を越えて行く力になる。

④窓から山が見える。窓はガラスが割れていたり、窓枠が壊れていたり・・・。

・・・さすがの船も、陸にある山は越えられない。それは守備範囲外だ。
さらに、割れたガラスのように少年の心が傷ついてしまったとき、もはやヒーローどころではないかもしれない。

⑤息子が泣き、母は一緒になって涙している。横で姉?らしき人が冷静に見守っている。

・・・そんな傷ついた心の少年には、荒海を越える船の活躍よりも大事なことがある。
一緒になって涙してくれる母親のように、寄り添ってあげる存在が必要だろう。
そして、2人を見守る姉の存在が、場に安定感をもたらす。

⑥ハート

・・・そう、大事なのは、心だよね。愛だよね。


・・・・・・・こんな感じになりました。

ひと通り語った後で、ナビゲーターから、⑤のところで、ヒーローである船が、障害をどう乗り越えたのかという話のつながりになっていないことを指摘される。

確かにそうだ。

船が身を引いて、母親が登場した・・・というような流れになっている。

そこでふと思った。船はもともと母親なのではないか・・・と。

世間の荒波にもまれながら、仕事に子育てにと奮闘する母親。
世間を生き抜くためには、荒波と渡り合う力も大切。
けれども、子どもが傷ついたときには、その力よりも大切なことがある。
荒波を越えていくのも、子どもを抱きとめるのも、母親の別の側面・・・

・・・そんな風に、母親=船と見立てると、この物語は違って見えてくる。



このOHカフェの翌日に、いじめについての擬似オープンフォーラムがあり、その中に、いじめに傷ついた子どもを抱きとめる母親・・・という場面展開が出てきた。

子どもを抱きとめる母親・・・が登場する前は、マスコミはもっといじめについて取り上げるべきだ・・・とマスコミ批判をする母親が、登場していた。
荒波を越えようとするのが、こっちの側面かも知れない。

このストーリーはまるでそのオープンフォーラムのプロセスを先取りしていたかのようだ。偶然の成り行きに任せて、出てきたストーリーなのに、未来の先取りになってしまうなんて面白すぎる。

7分の間にストーリーを創るというワークだったのに、意外とあっさり出来てしまい、時間があまったのでもう1つストーリーを創るという余裕っぷり。

このストーリーはまた改めて書きたいと思います。
by matsuzoh2002 | 2007-11-29 02:18 | その他ワークの参加体験