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身体で思いを形にするワークショップblog

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「こうなってほしい!」「そのためには、今どうすればいい?」そんな思いを、「体で感じる」ことを重視しながら表現するワークショップの進行役(ファシリテーター) まつぞうのblog

押し返してもダメだから引いてかわすのが自分流

10月4日FTC振り返りの中で、「取っ組みあい」をするようなワークをした事を書きました。

プロセスワークの中では、それはたまにやったりすることもあることです。
なのでやってみようと思ったのですが、やり慣れないことなのでうまくいきませんでした。

相手の人を「押す」という立場を取ったのですが、その中で相手の人が僕の勢いを利用するように引いて、投げようとしたのが面白い瞬間でした。あとでご本人に確認したら、やはり「引く」ことに意味があったようです。

そしてふと、僕も「押された時に引く」ことの重要性を、つい最近認識したのを思い出しました。

それは今回のポートランド滞在中の最後の個人セッションでのことでした。

セッションの流れの中で、以前1度パニック発作を起こしたときのことを思い出したのでした。

ある人との関係性の中で、プレッシャーを受け結果的に思いがけずパニック発作に見舞われたのでした。プレッシャーなんて受けてないと思っていたし、笑い飛ばせているつもりだったのですが、そんな意識とは裏腹に、身体はプレッシャーを受け止めてしまい、反応してしまったようです。

セッションの中でプロセスワーカーは「プレッシャー」役になり、僕を押してきました。
押されてどうする?押し返す?と思ったのですが、あ、それは違うわ。とふと思い、相手の力を受け流し、するっと抜けました。「プレッシャー」役はプレッシャーをかける対象を失い、ずっこけた感じ。

なるほど、こうすればよかったのか、と。腑に落ちました。

プロセスワーカーも、それがあなたのスタイルなんだね・・・とサポートしてくれました。

そうこれでいいのだ。今後同じようなプレッシャーを受けても、同じように、意識的に受け流していけばいいのだ。押し合う必要なんてない。

押してもダメなら引いてみな!とはまさにこのことですか。

この経験があったから、今回「押す」側に回れたような気がします。

ちなみにパニック発作は発生した当初は何が何だか分かりませんでしたが、すぐにネット検索して、それだとわかりました。

パニック発作の再発を恐れると、再発を招きやすく、繰り返すとパニック障害に陥ってしまうようですが、「パニック発作自体は何の害もない。恐れるのがよくない」ということが分かったので、「何も恐れることない!」と自分に言い聞かせて現在に至っているので、パニック障害に陥らずに済みました。
ラッキーなことです。
パニック発作自体は、振り返ってみるとなかなか不思議で貴重な体験だったと思います。
by matsuzoh2002 | 2007-10-06 00:42 | ファシリテーターとして

by matsuzoh2002