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身体で思いを形にするワークショップblog

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「こうなってほしい!」「そのためには、今どうすればいい?」そんな思いを、「体で感じる」ことを重視しながら表現するワークショップの進行役(ファシリテーター) まつぞうのblog

遠くて近い精神科医と江原さん的スピリチュアル …「スピ…にハマる人、ハマらない人」感想その3

感想その2の続きです。

立ち読みで気にいって購入した帰り道。

電車の中で確か読んだと思う、冒頭のエピソードは面白かったですね。

精神科医である著者=香山リカさんの診察室を訪れた20代前半の女性の話。

香山さんが話すように促しても、黙っている。

3度呼びかけて、やっと「わかんないですかあ?ねぇ、わかるでしょう?」と第一声。

結局「精神科医なら、深層意識とか前世とか、話さなくてもわかるでしょ?自分の前世に問題があると思うから、そこが知りたい」という方だったようで。

それが3年くらい前(2003年くらいという事でしょう)だったそうで。

その後そういう方が度々診察を訪れるようになったとのこと。

「心の専門家」としてマスコミをにぎわすのは、香山さんも含めて精神科医の方が多いからこういう誤解もあるんだろうな・・・と思いつつ興味深く読みました。

というのも、僕も少しだけ似たような体験をしてるからです。

プロセスワーク(プロセス指向心理学)と出会い、それを応用した「グループのファシリテーション」を本格的に勉強するべくアメリカの大学院コースに行くことを決めるときに、親にも一応話しておこうと思ったけれど、「プロセスワーク」も、「グループのファシリテーション」も、説明するのが難しすぎる!と思って「心理学の勉強をしに行く」としか言わなかったのです。

そしたら母親の反応はまず、「そこへ行ったら日本ですぐに仕事につながるような資格とか取れるの?え、何もないの?自分で仕事を創る?そんなのできるの?」というものでした。

「そして、どうせなら、日本で医学部受けて、精神科医になれば?一緒でしょ?」

う~む。しばし絶句しましたね。

「全然違うんだけど。自分のやりたいことをやろうと思ったら、そんな回り道してるヒマはない」っというような事は言いましたけど、どう違うのか、何をしたいのか・・・ということは伝えられずじまいでした。

精神科医はTVでみかけても、心理学の専門家はどうも影が薄い。
見かけても、たいてい心理テストとかにかり出されるのが多くて、専門家っぽくない扱われ方が多いような・・・
うちの母親に限らず精神科医=心理学の専門家・・・という誤解はきっと根強いんでしょうね。

さらに、江原さん的スピリチュアルが広まった今、心理学の専門家どころかスピリチュアルの専門家・・・という誤解まで生じつつあるのかもしれませんね。

ただねぇ、精神科医さんのお仕事は、江原さん的スピリチュアルとは確かに距離感があると思うんですが、それ以外の部分は、広い意味での「スピリチュアル」にはいる部分も多いと思うんですけどね。

精神科医さんの主な仕事は「投薬」かな・・・というイメージがあって、確かにそこは「科学的」な治療のような気がするんですが、それ以外に使われていると聞く各種療法は科学的というよりも、なぜ効果があるかは科学的には説明しきれないもの・・・だと思っているんですが、どうなんでしょ?

wikipediaで「精神療法」を調べたら「心理療法」のページ
転送されて臨床心理学の分野においては心理療法、精神医学の分野においては精神療法と呼ばれるが、実際には同じものを指している。
って書いてあるし。

心理療法はスピリチュアルな療法との境目は限りなくあいまいだし。

結局、精神医学とスピリチュアルは、対極のようでもあるけれど、同時に地続きなんだなぁ・・・という気はします。

スピリチュアルは狭く見れば、江原さん的なものかもしれないけれども、広く見れば、精神科医のお仕事も含まれる・・・と思う。

この「同一視されそう」なあたり、香山さんもわかっていらっしゃるようで、江原さん的スピリチュアル批判を展開するそもそもの理由がそこにあるようですね。

でも、「非江原さん的スピリチュアル」というものもあることに触れてないので、「スピリチュアル」で人くくりにされることに抵抗があります。

僕としてはスピリチュアルにも「言い当て」系と、「体験・気づき」系があると思ってます。

これについては記事をあらためて書きたいと思います。
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by matsuzoh2002 | 2007-01-10 22:58 | 最近読んだ本