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身体で思いを形にするワークショップblog

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「こうなってほしい!」「そのためには、今どうすればいい?」そんな思いを、「体で感じる」ことを重視しながら表現するワークショップの進行役(ファシリテーター) まつぞうのblog

「怒りの黒帯保持者」

Gary Reiss著Angry Men, Angry Women, Angry World: Moving From Destructivenss To Creativityを読んでいる。

読んでいるといろいろ、現実に起こっている=怒っていることを思い出して、なかなか読み進めなくなることしばし・・・。
なかなか大変です(^^ゞ
地道に取り組むしかないですね、怒りは。

「怒れる人(男性)の4つのタイプ」というのが興味深かったので、書いてみます。

タイプ1、怒りでコントロールが利かなくなる

 肉体的に怒りを表現し、他傷/自傷に向かいがち。

タイプ2、怒りを抑える

 関係性の中で衝突は少ないが、抑えた怒りはどこかへ向かう。
 身体症状に表れたり、薬物・アルコール依存に陥ったり・・・

タイプ3、怒りを通して学び、成長する

 怒りを表現し、そこから、学んでいく。
 個人的には、学びが深まってよい・・・
 ・・・のだが、相手にとっては、怒りをぶつけられることに変わりはないので、迷惑なタイミングかも。
 関係性を壊すおそれあり。

タイプ4、悟りとともに怒りに接する(怒りを扱う事に関する黒帯保持者)

 自分の心身を護るために、怒りを処理(プロセス)し、表現する。
 自覚を持って、相手のフィードバックに沿いながら、怒りを表現する。
 自分の怒りを表現するだけでなく、議論の中で、相手の立場に立つこともできる。

・・・というような分類がされています。(同書p.33-38)

僕は、大体タイプ3ですね。
もちろん、日常怒りを抑えざるをない場面も多いので、タイプ2でもあるが、必要に応じて、表現して、そこから学んでいる。
肉体的に自他を傷つけることはほぼないので、タイプ1は薄い。

タイプ3は突き詰めるところあるよなぁ・・・。
人にご迷惑をおかけするが、自分は正しいと思っているから、突き詰めるのだな。

しかし、これもめったに発動しない。
無自覚に侵入してくる人に対して、反撃の怒りをぶつけることがほとんだ。
これはこれで、僕的には当然「正しい」。だから、「侵入してくる相手が悪いんだから、これでいい」と、自分を弁護して、このタイプを続けていくことも可能ではある。

しかし、プロセスワークを学ぶということは、タイプ4を目指すということだからね。
自分の怒りを興味深く眺めつつ、活用していき、怒っているのを自覚しつつ、相手の立場をおもんぱかる・・・というところに入っていこうとしているわけだ。

無自覚に侵入してくる相手の立場をおもんぱかる・・・なかなか難しいだろうな。
でもトライしてみよう。
by matsuzoh2002 | 2006-04-10 23:45 | プロセスワークの紹介

by matsuzoh2002