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身体で思いを形にするワークショップblog

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「こうなってほしい!」「そのためには、今どうすればいい?」そんな思いを、「体で感じる」ことを重視しながら表現するワークショップの進行役(ファシリテーター) まつぞうのblog

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前からぼんやりとは考えていたことを文章化しておく。

僕のワークショップでは「人間彫刻」という手法を使います。

人間の身体を使って、彫刻のように静止した状態で場面を表現する・・・のが「人間彫刻」です。

たとえば「こんな問題が起こっている」という状況をめぐる様々な人たちを「彫刻」として表現します。
「問題に苦しんでいる人」「問題の原因になっている人」「仲裁しようとしている人」「どちらかに味方しようとしている人」「傍観している人」・・・などが登場するかもしれません。

人間彫刻で表現することのメリットの1つは、問題が視覚化される、「見える化」されるということです。

問題をめぐる「構図」が、目に見える形で表現されることになります。

問題をめぐる人々の「感情」も目に見える形になります。

「見える化」は図や絵で示すこともできます。
人間彫刻ならではのメリットは、その立場にいると人はどう感じるのかということを体感できる、「感じる化」できるということだと思います。

様々な立場で人はどう感じるのか、何を望んでいるのか、擬似的に体験することができます。
自分が普段いる立場を他の人に表現してもらって、自分と対立するような立場に身を置いてみるとどう感じるのか?
自分の立場を離れて状況を客観的に見るとどう感じるのか?
擬似的に「視点/立場を変えて」状況を体感することができます。

演劇的な表現を活用すれば「感じる化」は可能です。
「人間彫刻」はセリフを言ったり動いたりしなくていいので、感じる化の手軽な入り口として有効です。

静止した彫刻からスタートして、その彫刻のポーズをしていると感じることを出発点に、感じていることを言葉にしたり動きにしたりして、発展させていくこともできます。

・・・このことを言葉で表現しても「見える化」「感じる化」されていないので、なかなか理解しにくいと思います。

ぜひ実際にワークショップを体験して、人間彫刻って何なのか、見える化、感じる化してほしいと思います
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by matsuzoh2002 | 2012-10-13 00:18 | ファシリテーターとして
2012年10月27日(土) 13:00〜17:00
      11月 5日(月) 13:00〜17:00

(初めての方は、できるだけ1時から5時までフルでご参加ください。部分参加希望の方はご相談ください)

会場:宝塚男女共同参画センターエル(JR/阪急宝塚駅すぐ)地図


心と身体を解放しながら、日々の暮らしやこれからの人生を見つめなおし、いろんなことに気づいて、元気になる場が「フォーラムシアタークラブ」です。
2003年にきっかけとなる連続ワークショップを開催して以来、9年以上継続しています。

12月1日(土)に「人間関係ってむずかしい? あなたならどうする劇場」と題して、「フォーラムシアター試演会」を行う予定です。

それに向けて「人間関係ってむずかしい」ということをテーマにワークショップを行います。

★内容

主な流れ

◆からだでコミュニケーション・ゲーム
 ・交流を深める
 ・心と身体を解放する
 ・日常とは違うコミュニケーションで、日常を振り返る
 ・身体で表現するためのウォーミングアップ

◆からだで表現・入門
(ポーズをとって、いろんな「人」や「もの」になってみる =「人間彫刻」)
 ・日常の自分を離れて、いろんな視点・いろんな立場でいろんな感情を味わってみる
 ・複数のポーズを並べれば、さまざまな人と人の関係性を含んだ「場面」が表現できる

◆「人間関係ってむずかしい」と感じる状況を「人間彫刻」で表現してみる
 ・私たちを取り巻く状況を、様々な視点から見つめなおす
 ・人間関係をよりよいものにするために、これからどうしたいか、どうなってほしいのか、表現の世界の中で試してみる

◆参加費=1000円

頭で考えても分からないことが、身体を使うといろいろな発見があって、スッキリ!・・・するかもしれません

初めての方でも、お気軽にお越しください。

◆申し込みは松田matsudah★osaka.email.ne.jp(★を@に変えて送信ください)まで
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by matsuzoh2002 | 2012-10-10 18:11 | ワークショップ開催のお知らせ
大阪大学のワークショップデザイナー養成講座がスタートし、日曜・月曜と参加してきました。

10数年前にワークショップというものに出会って、それにハマって、ある意味人生をそれに賭けようとしている僕にとっては、こういう講座が成立していること自体が感慨深かったりします。

2日間とも講師=ファシリテーターは平田オリザさん。国内外の様々な場所でワークショップをされているだけに、いろいろと勉強になります。僕のワークショップも演劇ベースですが、どちらかというと、主に身体で感じることを表現することが多いので、今回、そして今後、テキスト(台本)を使ったワークをしていくということで、新鮮に感じます。

と同時に、どこかもやもやする感じも残ります。

一夜明けて、もやもやの正体が多少つかめたので、書き残しておきたいなと。

アクティビティ(活動/作業)の時間とレクチャーの時間が織り交ざっているが、もうちょっと「双方向」の感じがほしいなと、そこが弱いな、と感じている。

もちろん養成講座であるし、「ワークショップとは何ぞや」「ワークショップデザイナーとは何ぞや」ということも、伝えていかねばならないという「伝達」も必要なのはわかるのですが、講師から情報が降りてくる度合いが強くて、対話を通して参加者同士の意見や感想の多様性から学ぶ度合いが弱い印象。

その辺のもやもやがどこから来るのか、一夜明けて今朝くらいから見えてきたのは、何かを「伝えやすくする」ためのワークショップという側面と、「対話をうながす」ためのワークショップという少なくとも2面性があるということ。

平田さんは「伝えやすくする」ワークショップの側面に軸足を置いているという印象を持った。まず自分の演出の方法論を役者たちに伝えるためにワークショップを取り入れ、それを役者以外のひとにやってもいろいろと面白いことになるというようなことをおっしゃってた。
アーティストの技量を伝え、人へとつないでいくためのワークショップ。
もちろんワークショップだから、「俺の演出どおりに動け!」というような一方通行なコミュニケーションではなく、参加者の反応や多様性を大事にしながら進めていくし、参加者の自由な発想・行動に委ねる部分も大きい。
これもワークショップの大事な一側面。

そしてもう1つの側面。ファシリテーターは特に何を伝えるつもりもなく、参加者同士の対話がより進むようにするための黒子に徹する。
ファシリテーターはほとんどレクチャーしない。参加者同士が対話やアクティビティ(さまざまな活動/作業)から学んでいくための仕掛け作りに徹する。

どちらかというと僕はワークショップのこちらの面に惹かれたのだな・・・という事に気づくとだいぶすっきりした。
講師のレクチャー部分よりも、参加者同士で感想をシェアする時間がほしい!と思うのはこのあたりに起因するのだなと。

平田さんとは立脚点が違ったようである。

こちらの記事でも書いたように、「ワークショップをやりたくて、たまたま演劇のワークショップをやるようになった人」と「もともと演劇をやっていて、ワークショップをやっている人」の立ち位置の違いということか。

これに気づけば、意見・感想・質問も出しやすくなりそう。

様々なジャンルの面白そうな方々が集まっているし、今後が楽しみです。
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by matsuzoh2002 | 2012-10-09 17:10 | ファシリテーターとして