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身体で思いを形にするワークショップblog

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「こうなってほしい!」「そのためには、今どうすればいい?」そんな思いを、「体で感じる」ことを重視しながら表現するワークショップの進行役(ファシリテーター) まつぞうのblog

カテゴリ:見た映画( 117 )

週に1度のDVDでの映画鑑賞ブログみたいになってた時期もあったけど、最近めっきり映画観なくなってるな~忙しくて。

久々にレンタルしたけど、感想書くまでに1週間経過。だいぶ忘れた。

ほんとは「ぐるりのこと」借りたかったけど、全部貸し出し中だったので、同じ監督の旧作を。

ゲイのカップルと、その1人に子ども作りたいと迫る女の3人の物語・・・ってでも、その女にちょっとついていきにくかったので、あんまり評価高くないかな~。そんなこという女の人は、当然強引だし、ぶっ飛んでるわけですが、どうも痛々しい気がしてねぇ~。

でも、3人と家族のからみはなんだか面白かった。

監督自らゲイだということなので、家族との間にいろいろ起こることはリアルなんでしょうねきっと。興味深かった。

そんなこんなで☆7くらいの評価で。
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by matsuzoh2002 | 2009-05-22 21:37 | 見た映画
バットマンシリーズは今まで見たことなかったのですが、冷泉彰彦さんの紹介記事を読んで、これは絶対見ようと思ったのでした。

記事の通りのすごい映画でした。

「究極の悪」を描いた映画。

演じた、今は亡きヒース・レジャーの怪演は凄かった。

どうもこの役づくりのせいで不眠に陥ったりしたことが死につながったようで、ご冥福を祈ります。

「究極の悪」というと、最近観た「ノー・カントリー」も思い出します。

ノーカントリーにも究極に悪いヤツが出てくるけど、ダークナイトのジョーカーは、より組織的で計画的にでかいことをするからタチが悪い。

ノーカントリーは、悪を追い詰める善が不在気味。
ダークナイトは当然バットマンが立ち向かうわけですが、ジョーカーを前にすると、苦悩のヒーローなのですね。

今まで見たことなかったし知らなかったのですが、バットマンにはどんな悪い敵でも殺さないみたいな自分流のルールがあるのですね。
悪は抹殺すればいい・・・みたいなヒーローでないがゆえの苦悩は、普段はしないような手段まで取ったりするところに追い込まれ、重い。

絶対善みたいなことは信じにくい時代だけど、絶対悪みたいなことが出てくると、何もしないわけにはいかないし・・・という苦悩は、やっぱり現代の、特にアメリカの苦悩なのかな・・・

もう1人、善玉として登場する検事の変容もまた強烈な印象。

検事の変容のきっかけになる出来事は、バットマンにとっても相当な痛手のはずなのに、そこはあまり深く描いてないのが若干疑問ではあります。

そこは差し引いても、凄い映画でありました。

アメリカの検事は選挙で選ばれるんだ・・・っていうのをこの映画で初めて知った。
確かに相当な権力者だもんな。選挙でチェックされるのはいいことかもなと思った。

かなりのおススメです。★8.5
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by matsuzoh2002 | 2009-04-01 17:20 | 見た映画
前から見るつもりでしたが、「ラスト、コーション」で予告編を見て、レンタル。

10代の妊娠・出産の物語。

日本のドラマでも珍しくない題材で、命の尊さとか考えさせちゃう思い話になりそうな、ステレオタイプなイメージが・・・。

でもジュノは違ったね。

軽やかな成長物語という感じで。

中絶するかどうするかというところで、日本ではありえない展開に。

そうかアメリカだとそれも「あり」か。

日本でこういう展開の脚本書いてもボツでしょう。ありえなさ過ぎる。

アメリカだとありなんだろうな。けして当たり前ではないにせよ。

そういう文化社会の違いを鮮烈に感じましたね~。

こういう選択肢があるのは悪くないと思う。

日本もそういう世の中になってもいいと個人的には思うけどなぁ。この映画のからっとした終わり方と蚊見ると思うけど。・・・なかなかなそうはらないかな~。

圧倒的に中絶だろうね、日本の現状では。

アメリカでは中絶是か否か論争はまだ続いてるようで、ジュノにも影響してるけど、日本では特に否とする意見も弱いしね~。

妊娠させちゃった男の子の態度とか、妊娠した主人公ジュノの親の態度とか、日本ではまずありえない感じで、そういうところを眺めるだけでも興味深い映画でした。

ジュノの空気読めない感じの言動がいろいろ楽しませてくれます。

ジュノがある夫婦を尋ねていく所とか、お互いのすれ違いっぷりとか面白い。

楽しかったです。★8
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by matsuzoh2002 | 2009-03-22 01:27 | 見た映画
「海を飛ぶ夢」の感想を書いたらaさんにこれを薦められて見てみると・・・なるほど。この2作品は併せて見る価値あり。
とても似ている部分と、くっきりと違う部分もクリアに見えてきて、対比がとても面白い。

いつも以上にネタバレ多めの感想を書きますが、それだけいろいろ書きたいという刺激を受けました。

「潜水服」は、心筋梗塞で左眼を除いて全身が動かなくなってしまった男の物語。

意識はクリアなのにそれを表現する手段がまったくないその男自身の視点から物語ははじまっていくので、周りの声は聞こえていて、周囲の問いかけに答えているつもりなのに、声は出ておらず、男の心の声は観客には聴こえるけれど、周囲の人たちには聴こえていないという状況からスタート。

男の当惑はリアルに実感できた。これは困るよ。

右眼も見えているのに、まばたきができないから、このままでは乾いてしまってまずいと、医者たちは右眼を縫い合わせてしまう。男が「おい、やめろ!」と心で叫んでいるのに、声は届かず、縫合完了。

意志があるのに表現できない・・・というのがいかに痛いか、とてもリアルに感じられた。

言語療法士が来て、左目のまばたきしかできない男とのコミュニケーション方法を確立していく。

最近は眼球の動きで文字入力できる機械もあるみたいだけど、この物語の1997年当時のフランスではそういうものがなかったらしい。
なので、フランス語のアルファベットの使用頻度の多い順に「e,s,a・・・」(確か最初3つはこうだった)と順番に読み上げていくので、「これだ」というところでまばたきをするという、原始的なコミュニケーションスタイルが採用される。

最初は読み上げが遅すぎたり早すぎたりすると感じても、男からそれを伝えるすべもなく、まどろっこしくて、男はめげそうになる。

もともとがファッション誌「elle」の編集長という華やかな世界にいた男は、最初は「なんでこんなことに」とネガティブモードに入りがち。
ま、そりゃそうだわな。そこまで華やかな世界にいなかったとしても、そうそう受け入れられる状況ではない。
毒づいたり、あきらめそうになったり、そんな男の心の声がリアル。

男の視点からの映像は、映画館で見たら酔ったんじゃないかと思うように、視野が狭かったり、ピントがなかなか合わなかったりしてるから、なんともリアル。

けれどもやがて男は、この状況を受け入れて、前向きに生きていくようになる。

大きかったのは本を書こうという方向性。

もともと出版社と本を書く話をしていたので、家族に頼んで電話してもらって、筆記する人に来てもらい、執筆することになった。

この展開が、本を書こうとしている僕には響いたなぁ~。

PCに向かいすぎて肩は凝ってるとはいえ、満足に動く身体でいるのに、いろいろ引っかかって執筆が進んでない自分が、なんだか恥ずかしくなってしまったよ。

書きたいという意志さえあれば、まばたきだけでも書き進んでいける。もちろん周りのサポートは必要だけれど。けれど意志あるところに道は開ける。自分もうかうかしては折れんな、と思いました。


「海を飛ぶ夢」の主人公は、四肢不自由でも言葉はしゃべれたし、同じように本も出版しているのだけれど、生きているのがイヤになって死を選んだ。なんといっても30年近く家族の介護を受けっぱなしという状況がこらえきれなかった。
「潜水服・・・」の方がコミュニケーションの自由度は明らかに少ないけど、幸か不幸かそこまで長く生きられなかった分、「生き切った」というように受け取れて、より希望が感じられる物語になった。
これが20年、30年続いていたら、それでも希望を持って生き続けられたんだろうか?と、見終わってから考えてしまう。「海を飛ぶ」同様に絶望から死を望むことになったかもしれないのかな?と。

ところがどっこい27年間経過した「閉じ込め症候群」という記事を発見。この映画の主人公と同じ病名。ただし、首は振れるということで若干症状は軽いみたい。ヘルパーさんの力を借りながら自立生活を送っているという。すごい。

希望に目を向けるか、絶望に目を向けるか、人それぞれですね。

そして希望と絶望と対照的な2つの映画が、どちらも「夢」をタイトルに含んでいるのが興味深い。原題・英題ではなく日本語タイトルの時点で「夢」はついてるんですが、身体は動かなくても想像力があればどこへでもいける・・・ということの象徴が「夢」なんですよね。

そう、想像力。やっぱ大事だよなぁ。

自由が利かない部分と、利く部分が誰にもあって、利かない部分を嘆きだすと切りがないんだけど、利く方に目を向けていけば、どんな状況でも希望を失わずに生きていけるし、想像力を働かせれば、無限の自由がある。深海に閉じ込められたような状況からも、野に舞う蝶を夢見ていられる。

さて、頑張って本書かなきゃ!という気にさせてくれるよい映画でした。

純粋にフランス映画だと思ってみたら、アメリカ映画だと知ってビックリ!監督さんの名前が英語っぽくないし、気づかなかった。

非英語圏を舞台にして、非英語をしゃべるはずの人たちが出てくるのに、英語しゃっべてるってパターンのアメリカ映画が少なくない中で、これは珍しいなぁ~。

いろいろ感心させてくれて、勇気もくれました。ハマらない人もいるだろうけど、個人的には大ハマりだ。★9
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by matsuzoh2002 | 2009-03-10 13:14 | 見た映画
「ノー・カントリー」に続いてコーエン兄弟作品を見てみました。

ノーカントリーはそんなにいいと思わなかったけど、コーエン兄弟は結構評価も高いので、代表的なものを見ておきたくなったので。

ファーゴはだいぶ前から気になっていたけど見てなかった作品だし、96年の作品が入れ替わりの激しいツタヤの棚で生き残ってるのは、それだけでもたいしたもんだしね。
このブログで感想書いた作品もマイナーなものはもういくつもうちの近所の店から消えてるもんな。

で、ファーゴ。

「実話をもとに、生存者の了承が得られなかったので名前は変えてあるが、死者に敬意を表して事実に忠実に描いてある」みたいなことが冒頭に出てくる。

そんな映画はいっぱいあるし、何の疑問もなく受け取って、見終わってから、事件の背景をネットで調べようと思ったら、どうもそんな実話はないらしいと。

え~、騙された~。

この話を書くのはネタバレかとも思ったけど、いや映画見ただけでは気づかない話だからね。DVD化されて収録されたコーエン兄弟のインタビューでは明かされてるらしいけど、映画だけ見たら実話だと思うからね、普通。

しかし人を食ってるなぁ、コーエン兄弟。

モデルになるような事件は2つほどあるらしいけど、それを実話に基づく話とは言わんし、普通。ましてや「生存者の了承」とか完璧にウソやし。

で、物語は、間抜けな男が、金ほしさに偽装誘拐を依頼するんだけど、依頼される実行犯のほうも1人は間抜け。もう1人は冷酷。

で、実行犯の間抜けさゆえに誰も死なないはずの犯行は破綻して、もう1人の冷酷さゆえに死屍累々というお話。

冷酷男は、ノーカントリーの男と重なってくるかど、こっちのほうは、そんなにタフじゃないし。

それよりも依頼した方/された方双方の間抜けっぷり。コミカルで笑える。

都合が悪くなると逃げたり、抹殺したり。そしてどんどんドツボにはまっていく。

人間の愚かさが描かれてるよな~。

冷酷なヤツが闊歩するノーカントリーと違って、間抜けなヤツらを追い詰めていく警察もちゃんと機能しているので、ファーゴはスッキリする感覚もある。
死屍累々には違いないけど。

話の本筋とは一見関係ない人物が出てきて、何でこの人出て来るんだろ?と思ったら、あとでその人が言ってたことはウソだったとわかる・・・というくだりがあって、その人は心を病んでる・・・っていうのが劇中の第三者の評価なんだけど、映画見終わって、実話のフリしたこの映画が実はウソだったことがわかってみると、あの人物とコーエン兄弟が重なって見えた。

クリエイティブな物語を作る人と、心を病んで現実ではないことを信じ込んでしまって語る人って、紙一重だわなぁ。
・・・そう思えてきたら、その人物が登場するのも、より意味深に思えてきた。

そんな感じで、終わってからもいろいろと楽しめた映画でした。★7
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by matsuzoh2002 | 2009-03-06 03:41 | 見た映画
「海を飛ぶ夢」のハビエル・バルデムが見事な老け役の演技だったので、アカデミー賞授賞したというこちらも見てみたわけですが・・・

すごいわ。無感情な殺し屋。殺しまくり。生き延びるためなら誰でも殺す。慈悲はない。快楽殺人でもない。
怖いです。彼が迫ってくるところはひたすら怖い。
別人でした。怪演でした。圧倒的な存在感。

で、そんな彼に巻き込まれる人たち。

やめとけばいいのに金に目がくらんで、巻き込まれる人。まさかこんな化け物がからんでるとは思わなかったからとは言え、いくら金額がでかかったとは言え、途中からでもあきらめられなかったものだろうか。

そして仕事柄かかわらざるを得なかった人。
トミーリージョーンズは、ボスのCMのイメージがついてしまったなぁ・・・。なんか笑える存在感に見える瞬間が何度かあった。こんなの日本だけだわ。作者の意図を超えとるわ。

それはともかく、カタルシスのない映画でした。

結末もよく分からなかった。

ここを読んで、タイトルと結末の詩の意味について、知的な理解は深まったけれど、腑に落ちるところまでいかない。

悪くて生き延びてるやつもいる。それが現実だろう。その現実を映画で見たいのか?

やっぱりあんまりみたくないんだろうな、僕は。

ハビエル・バルデムの名役者ぶりが見れたのでよかったし、なんだかんだ言って、最後まで引きつけられる映画だったんだけど、もう1回見たいとかそんな気持ちはまったくなく。

★5.5
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by matsuzoh2002 | 2009-02-14 05:41 | 見た映画
たまたまスペイン映画が続いてます。

両手両足が不自由で、30年近く、主に義姉に介護されてる男性が尊厳死を求めるお話。

テーマ的に重いので、なかなか借りようという気にはならないような映画だけど、「トーク・トゥ・ハー」「ボルベール」で気になったロラ・ドゥエニャスという女優さんがちょっと気になったのが観るきっかけですね。

死にたがってる主人公は「ノー・カントリー」でアカデミー助演男優賞を取った人だと後で知った。
ハビエル・バルデム。
見終わってから、当時35歳だったというのを知ってビックリ。四肢不随になった時点ですでに大人で、30年近く寝たきり・・・の役だから50過ぎとかの設定のはずなのに、全然違和感なかった。普通におっさんだと思って見てた。

何するにしても人の手を借りなければならないつらさ・・・というのは自分もそうなったらつらいよなぁ~と思ってみていた。自分も死にたくなるかもしれん。

そして、死のうと思っても自分で死ねないつらさ。この辺りも想像すると切ないよな~。

「死にたがってる」とだけ聞くと、どれほど日々絶望してる人かと思うけど、日々結構楽しそうでもある。周囲の人と衝突することもあるけど、基本的に良好な関係を気づくこともできる、コミュニケーション能力はあるし、温厚な面もある。

「だからこそ生きてほしい」と見てて思うし、周囲にも「生きてほしい」と願う人たちや説教する人たちは現れるけど、死にたいという意志は固いのね。
っていうか、周囲が良好なうちに死んでおきたいという感じもある。

それに支えてくれる人がいないと死ぬことすらままならない状況というのが切ないね。

目当てのロラ・ドエニャスの役は最初は生きてほしいと願う側で、押しが強くて、何かと干渉してきてうざい役。
やがて主人公の思いを理解していくけど、押しの強さは変わらずで、うざいうざい。
けど、そういううざいくらいに押しが強い人とかが周りにいたおかげで、主人公の死にたいという思いはようやく実現に向かうんだよなぁ。

義姉は「生きてほしい」派ではあるんだけど、「生きるべきだ」と説教に来た四肢不自由男(こいつもうざい)に対して、言う一言に笑ってしまった。(一応ネタバレしないでおく)「生きてほしい」と思いつつ、主人公の「死にたい」という気持ちにも理解がある、義姉の複雑な思いがよく表れてたなぁ。

「家長だから言うことを聞け。死ぬなんてとんでもない。お前を生きさすためにどれだけ頑張ってると思ってるんだ」という兄に対して、「俺は兄さん達の奴隷だ」と言った主人公に、兄の本音が漏れた一言も、お互いの不幸が見えてしまって、なんとも切なかったね。

結局せつないよね。死ぬ自由がほしいのも分かる面があり、でもどんな形でも生を肯定していきたいと個人的には思うので。

最後の最後、いとしい相手に対して送った言葉。ところが相手とは劇的にすれ違う。
あぁ、めっちゃ切ないわ。

生きてるうちに、自由が利くうちに、いろいろやっておかなきゃね、やっぱり。

★8
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by matsuzoh2002 | 2009-02-06 03:01 | 見た映画
12月に観た「ボルベール《帰郷》」に続いて、アルモドバル監督作品。
ただしこちらは99年の作品。10年前か。

どっちでも出てるペネロペ・クルスが、こっちは若い。
けどこちらでは脇役で、役柄的にもあんまり好きじゃないかな。

タイトルからして、母子の葛藤でも描いているのかな・・・と勝手に思ってたら、全然そうではなかったので全体的に結構拍子抜けな気分。

「ボルベール」同様に女性同士のつながりで苦境を乗り越えていくという感じの映画だったのですね。

ボルベールのほうが、よりドラマチックでストーリー展開としては面白かった。

いきなりそこに押しかけるか?というところがあったり・・・というのはボルベールにもあったっけ。

ボルベールのほうが苦境にあってもしっかり稼がねば・・・という生活感がしっかり描かれてたけど、こちらの方がその辺も弱かったかも。

う~ん、最後までしっかり見せてくれたんだけど、物語の核になることも何かよく分からなかった感じもあり、感想もなんか絞って書けませんね。

悪くはないのですが、★6で。
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by matsuzoh2002 | 2009-02-05 03:44 | 見た映画
「かもめ食堂」に出ていたフィンランド人俳優、マルック・ペルトラさん主演映画。

マルックさんは昨年末に亡くなってるということで、追悼の意味も込めてみました。

フィンランドの巨匠、アキ・カウリスマキ監督作。

学生時代に「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」は見たと思う。
確か留学中のカナダで。何かとぼけた感じのコメディだった。
「ラヴィ・ド・ボエーム」も観たような気がするけど、観てないかも知れない。
どちらもそんなには覚えてないです。

そんなには覚えてないけど淡々とした映画だった印象。

そして「過去のない男」。

やっぱり淡々とした映画でした。

記憶を失った男が主人公。

冒頭、暴漢達に襲われて、病院にかつぎ込まれた後の展開が、ウソみたいだったので、ウソみたいな話としてみたらいいのかどう見ていいのか戸惑ったけど、結局それ以降は、記憶を失った男のリアルな話でした。

フィンランドの貧困層の暮らしぶりとかリアルそう。

ヒロインが「初恋」だというのはホンマかいなと思うのですが、そうなんですね。

記憶がなくてもお金がなくてもポジティブな主人公。

しかし厳しい現実が。「それでも僕はやってない」を思い起こすようないかんともしがたい追い込まれた状況。
結果的に追い込まれたおかげで次の展開につながるんですけどね。

その次の展開、修羅場になってもおかしくないところが、なんだか丸く収まりすぎのような気も・・・。

コメディって訳ではないんですが、とぼけた感じのユーモアは健在。

全体的な空気感は好きでした。

だから悪くはなかったですが、ストーリー展開は若干物足りない気も・・・。

★7ってとこで。
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by matsuzoh2002 | 2008-12-23 00:11 | 見た映画
アルモドバル監督作品は「トーク・トゥ・ハー」以来。

あの作品もよかったけど、今回も凄かった。

秘密が多い物語だし、細かいことは書きづらいなぁ・・・。

しかしまぁ、逆境を切り開く女性のたくましさが見所でした。

ペネロペ・クルスって「バニラ・スカイ」くらいしか見たことないし、そのときはそんなに印象残ってないけど、今回はこんなにきれいだったっけと見直した。
そしてたくましい。

あることを隠さなければならなくなり、それが一段落したあとの行動の突拍子のなさについていかなくなりそうになったけど、そうかサバイバルしていくためには金も要るしなぁ・・・と納得。

その変わり身の早さがたくましい。
隠さなければならないことというのは、相当なことなのだが、たくましく切り抜けていく。

この映画はほとんど女性ばっかり出てきて、男性の影が薄い。

結構やってはいけないことをしてしまっている女性たち・・・でもあるのだが、男性がどうしようもないことをしてしまったりアクションとしての、やってはいけないことなので、理解はできる。

どうしようもない男達によって、とんでもないことを経験させられる母娘だが、同じような体験をしているがゆえに、きずなも深まったというか・・・。

途中ペネロペが歌うシーンが口パクなのがちょっと残念。
ストーリーに直結する歌詞だけ、ペネロペの役に歌ってもらうことは重要だと思うけど、本編では下手でもいいからペネロペが歌って、エンディングで本来の歌手が歌うという形でもよかったのでは?
歌は迫力あるハスキーボイスで、聞けてよかったんですけどね。

「オール・アバウト・マイ・マザー」はまだ見てなくて、どうもこれは、そちらからつながってくる作品らしい。若いペネロペも見れるらしいので、そちらも見てみますかね。

ペネロペの姉役、ロラ・ドゥエニャスは「トーク・トゥ・ハー」にも出てて、なんだか印象に残る女優さんだ。結構好きなお顔かも。「海を飛ぶ夢」に出てるらしいのでそちらも見てみようかな。

たくましい女性の出てくる映画は好きです★9。
この先いろんなことがバレないのか?とストーリーのその後が気になってしまう映画ではありますが・・・
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by matsuzoh2002 | 2008-12-13 05:01 | 見た映画