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身体で思いを形にするワークショップblog

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「こうなってほしい!」「そのためには、今どうすればいい?」そんな思いを、「体で感じる」ことを重視しながら表現するワークショップの進行役(ファシリテーター) まつぞうのblog

日本語で読めるプロセス指向のオープンフォーラムの事例

大学院のクラスメイトが東京でオープンフォーラムを開こうという試みに顔をつっこんでることもありまして、オープンフォーラムについて気になる今日この頃。

「オープンフォーラム」という言葉自体は、プロセスワークの専売特許でも何でもないわけで、「オープンフォーラム」でググってみても、プロセスワークに関するサイトは上位には上がってこない。

アーノルド・ミンデルがオープンフォーラムについて書いた本も、日本語訳が出ていないので、プロセス指向のオープンフォーラムってなんなのか、日本語だけでは分かろうにも分かりにくい・・・というのが実情。

そんな中、日本語で読めるオープンフォーラムの実例の記録があるのを思い出した。

プロセスワーカーのマックスを中心としたファシリテーション・チームが、チューリッヒの行政主催で行なったオープンフォーラムの記録→こちら(pdfファイル)

5ページの途中までは理論の説明なので、実例だけを読みたい方は5ページ目の途中からどうぞ。

チューリッヒの広場が、パンクの若者や、薬物やアルコールの依存者のたまり場になっていて、問題行動も多く、特に近隣の商店主が迷惑していて、警察もたびたび出動する・・・という問題に、直接の当事者が集まって行なわれたフォーラム。

それぞれ立場の異なる当事者が、できるだけ集まっている・・・というところがすごいと思う。

もっとも、フォーラムに参加すること自体に反対するパンクが、参加して発言しようとするパンクを非難する場面があるなど、すべての当事者がそこにいたわけではないだろうけれども、できるだけ違う立場の人たちを集めよう・・・というあたりが、まず、深層民主主義的、プロセスワーク的だと思う。

その後の展開はぜひ上記pdfファイルを読んでみてください!

このオープンフォーラムで、例えば、パンクの若者や薬物依存者たちを排除してフォーラムを開催して、その彼らに問題をなすりつけるようなら、けしてプロセス指向のオープンフォーラムとは言えないだろう。

逆に、行政や警察などを目の敵にして、批判ばかりを浴びせても、それもまたプロセス指向でないと思う。

行政が積極的にこんなオープンフォーラムを主催してくれるなんてことは、なかなか出来ることではないと思う。
でも、そんなフォーラムが出来たらいいよなぁ~。

行政主催にならなかったり、当事者を呼ぼうとしても断られたり・・・といろいろなことが起こるだろうけど、その場に来られなかった立場の声も、排除することなく存在を尊重していくのが、プロセス指向のオープンフォーラム・・・ってものでしょう。

日本でもそんな本格的なプロセス指向のオープンフォーラムが、増えていきますように!

※マックスのサイトにあるほかのワールドワーク/グループプロセスの事例も、面白いですよ。こちらからどうぞ
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by matsuzoh2002 | 2007-11-15 19:36 | プロセスワークの紹介