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身体で思いを形にするワークショップblog

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「こうなってほしい!」「そのためには、今どうすればいい?」そんな思いを、「体で感じる」ことを重視しながら表現するワークショップの進行役(ファシリテーター) まつぞうのblog

包丁の使い方

いただいた「包丁に感謝!」というコメント触発され、ふと、一人でワークしてみる。

普段の自分のことを思い浮かべてみると、包丁のような存在だとは思えない。
自分とは思えない存在。プロセスワークでいうところの二次プロセス。

では、自分はどんな存在か(一次プロセス)。思い浮かべてみると、まったり、ゆったり、くねくねと…そんな動きになった。

右手で一次プロセスを、左手で二次プロセスを表すワークをしてみようと思う。
二次プロセスの包丁を手の動きで表すと…?
上下に勢いよく振り下ろす動きになった。

右手で一次プロセス、左手で二次プロセスの動きを同時にやってみる…

振り下ろす動きが勢い良すぎて、右手は圧倒されて、まったりくねくね動く余地がない感じ。

たまり兼ねて、右手は左手を押さえ込む。確かに、左手の動きは止まるが、右手もくねくね出来ず、お互いの持ち味を殺し合ってる感じ。

右手がくねくねするためには、左手と距離を取ればよい。
右手のくねくねが気に入らなければ、左手は右手を切りつけようとする?
切りつけようとして、左手が追えば右手は逃げる。
まるで、とんとんとリズミカルな音を立てて食材を切り刻む包丁と、食材を押さえつつも、切られないように少しずつ逃げていく左手のようだ。
右利きだから、普段と右左逆で違和感あるけど…

逃げるようでは、思うようにくねくねできない。
やはり距離を取るしかないのか?

包丁をリズミカルにトントン…というので思い出したのが、包丁を打楽器代わりに鳴らしまくる、韓国のパフォーマンス「ナンタ」。ナンタは漢字で書くと「乱打」らしく、まさしく、包丁乱打しまくりの楽しいステージだった。

打楽器代わりの包丁!
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くねくね動きの伴奏として、包丁には活躍してもらえたらいいのだ。
必要なのは、いい音の出るまな板だ。
近くで振り回されると危険だから、あくまで距離は取りながら…

包丁のエネルギーを有効活用するためには、こうでなくっちゃ。
確かに、おいしい料理のためには、包丁は切り刻んでなんぼだが、人は食材じゃないから、切り刻んじゃダメでしょ。
人がいい味出すためには、伴奏というスタンスがちょうどいいと思う。

でもいるんだよね~。人も料理できると勘違いして、人に包丁振るっちゃう人が…。
エネルギーの使い方が間違ってると思います。
by matsuzoh2002 | 2006-12-05 09:37

by matsuzoh2002