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身体で思いを形にするワークショップblog

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「こうなってほしい!」「そのためには、今どうすればいい?」そんな思いを、「体で感じる」ことを重視しながら表現するワークショップの進行役(ファシリテーター) まつぞうのblog

子どもがいる性的少数者/親が性的少数者などのグループのワーク ・・・ワールドワーク報告その18・・・

ワールドワーク@シドニー、6日目午後。

大グループの中で行なうサブグループのワーク。
翌日、最終日はクロージングセレモニーを行なうということで、サブグループのワークはこれが最後。

いくつかのグループがワークをしたいと名乗り出て、ペンを回して選ばれたのは・・・

「LGBT(ゲイ・レズビアン・バイセクシュアル・トランスジェンダーなど性的少数者)で子どもがいる人、または親がLGBTだったり、子どもがそうだ」という人たち。

そういう人もいるのは分かっていたが、そういう人たちがグループになるほどいる・・・というのがまず僕にとっては驚きだった。

250人くらいの大グループの中から、当てはまる(と思っている)人が、自ら輪の中に出てくる。
これが20人とか、けっこうな人数だった。

その中では「子どもがいる」という人が多いようだが、親がそうだという人もいた。

カミングアウトできないまま、男女での結婚をして、その後LGBTとして生きるようになった人もいれば、LGBTとしてカミングアウトした後で、何らかの方法で子どもを持つようになった人もいる。

なるほどなぁ~と思う場面もいろいろあったと思うのだが、ノートがほとんど取れていないし、記憶もほとんどない。

個人的には、この日の夜「被抑圧者の演劇」入門ワークショップをやる事にしていて、そちらがメインイベントだったので、あまり聞けてなかったのかもしれない。

そんな中でも、印象に残って、メモに取ったことを2つほど。

レズビアンで子どもを授かった女性・・・

 「妊娠途中で男の子だと分かった。自分もパートナーも、この子が生きるうえで、モデルになれない。どう受け止めたらいいんだろう・・・と、インナーワーク(瞑想など、自分の内面で行なうワーク)してみた結果、『これで、男性の社会運動にも積極的に関われる!』ということに気づいた。それが大きかった」

これまたレズビアンの女性。

 「自分の息子は、保育園で『うちにはママが2人いる』と公言している。それを聞いた女の子が、別の女の子に『結婚しよう』って言った。言われた子は『女同士じゃ無理よ』。『でも○○君の家はお母さん同士がカップルだよ』『え?そうなの?じゃぁ結婚しよう』(^^)」

・・・こんな会話は楽しいね。

基本的に多様性を認める方向性で大賛成!

結婚制度って、どうも窮屈だし。

午前中の話よりも、子どもがからむことによって、話に広がりで出てきたようなところもあったと思う。
by matsuzoh2002 | 2006-07-30 23:11 | ワールドワーク@シドニー'06

by matsuzoh2002