言葉を使わないワーク、実現 ・・・ワールドワーク報告その6
中華と海に癒された後、午後の小グループへ。
2日目の午後、小グループで何をしようかと話している中で、参加者の1人が、「言葉を使わないで、プロセスを進めたい」と言ってくれた。
僕も「大賛成!」とそれに乗っかった。
乗り気でない人もいたようだが、結局「言葉を使わないグループでのワーク」をすることになった。
別の参加者がこんなことが今気になっている・・・と話をしてくれたことを、言葉を使わないで展開させていくことに。
話は忘れてしまった。
1日目の夜に出てきた「白人男性として自分を責めてしまう」・・・ということにつながっていたような気もするが、はっきり覚えていない。
けれども身体で表現されたことは、くっきり覚えている。
1人が立ちはだかり、もう1人(この話をしていた人)がそこにタックルしている・・・というポーズが、展開の始まりになった。
立ちはだかる存在も大事・・・という思いが湧いてきて、僕は立っている人を後ろから支えてみた。「ラグビーでもしているみたいだ」と思いながら・・・
程なく、タックルしている側にも加勢する人が現れ、立っている人は身を低くするようになった。
僕は支える必要がなくなった。
立っていた人、タックルしていた人、それに加勢した人など、全部で4人くらいで、低い姿勢のまま、軽く引っ張り合ったりしていた。
それは戦っているようでもあり、コミュニケーションをとっているようでもあった。
そこには加わる気がしなかったので、ふと僕は、…ワールドワーク報告その2…のインナーワークで出てきた自分の中の「長老」である「太陽」を、この場に持ち込みたくなった。
空いているイスの上に立ち、太陽になってみる。
伝わらないかもしれないな・・・と思いながらやっていたのだが、あとで聞いて見ても、全体的に、伝わっていたようだ。
やがて、僕の隣に雨を降らしたり風を吹かしたりする動きをする人が加わり、ドラム代わりに太ももを叩いてリズムを刻む人も出てきた。
身体を叩いて刻まれる音は、雨などの自然の音のようでもあり、太古の昔の太鼓の音のようでもあった。
そんな中、輪の中では、争うような、引っ張り合ったり絡み合ったりするコミュニケーションは続いているが、心なしか、穏やかな動きになってきたような・・・。
僕も、太陽の座から降りて、リズム隊に加わる。
鳥の鳴きまねなんかもしたような気がするが、はっきり覚えてない。
低い姿勢でいた輪の中の人たちが、いつしか立ち上がっている。
4人が一列になって、手をつないで、縦に並んでいるような感じ。
ふと僕は、人と人の足元の間を、4つんばいになって、くぐり抜けたくなった。
単純な好奇心でそうしてみたら、どうやらこれは赤ちゃんのロールらしい。場の雰囲気もなごやかになったのを肌で感じる。
そういえば、今日何をするかを決める時に、「子ども」もテーマにしたいと言っていた人がいたような・・・。
赤ちゃんの登場後しばらくして、何となく終わりという雰囲気になった。
もちろん、輪の中に入って動いたり、リズムに加わることもなく、ただ見ているだけの人もいた。
「ついていけなかった」と言う人もいたが、「見ていただけで、いろいろなことを感じられてよかった」と言う人もいた。
全員が一体になったわけではないが、何となくの一体感が生まれた気がして、僕としてはとても満足だった。
太陽になったり、赤ちゃんになったりすることで、特にねらいがあったわけでもないのに、場の空気が変わるのは、面白い体験だった。
最初に「言葉を使わないワークをしよう」と言ってくれた人は、君は「テンペストに出てくるプロスペローみたいだ」と言ってくれた。
「テンペスト読んだことないし、わからない、」と言うと、「マジシャン」だ・・・とのこと。
なんとまぁ・・・(^^ゞ
これはシェークスピア大先生を読んでみないといけませんな。
2日目の午後、小グループで何をしようかと話している中で、参加者の1人が、「言葉を使わないで、プロセスを進めたい」と言ってくれた。
僕も「大賛成!」とそれに乗っかった。
乗り気でない人もいたようだが、結局「言葉を使わないグループでのワーク」をすることになった。
別の参加者がこんなことが今気になっている・・・と話をしてくれたことを、言葉を使わないで展開させていくことに。
話は忘れてしまった。
1日目の夜に出てきた「白人男性として自分を責めてしまう」・・・ということにつながっていたような気もするが、はっきり覚えていない。
けれども身体で表現されたことは、くっきり覚えている。
1人が立ちはだかり、もう1人(この話をしていた人)がそこにタックルしている・・・というポーズが、展開の始まりになった。
立ちはだかる存在も大事・・・という思いが湧いてきて、僕は立っている人を後ろから支えてみた。「ラグビーでもしているみたいだ」と思いながら・・・
程なく、タックルしている側にも加勢する人が現れ、立っている人は身を低くするようになった。
僕は支える必要がなくなった。
立っていた人、タックルしていた人、それに加勢した人など、全部で4人くらいで、低い姿勢のまま、軽く引っ張り合ったりしていた。
それは戦っているようでもあり、コミュニケーションをとっているようでもあった。
そこには加わる気がしなかったので、ふと僕は、…ワールドワーク報告その2…のインナーワークで出てきた自分の中の「長老」である「太陽」を、この場に持ち込みたくなった。
空いているイスの上に立ち、太陽になってみる。
伝わらないかもしれないな・・・と思いながらやっていたのだが、あとで聞いて見ても、全体的に、伝わっていたようだ。
やがて、僕の隣に雨を降らしたり風を吹かしたりする動きをする人が加わり、ドラム代わりに太ももを叩いてリズムを刻む人も出てきた。
身体を叩いて刻まれる音は、雨などの自然の音のようでもあり、太古の昔の太鼓の音のようでもあった。
そんな中、輪の中では、争うような、引っ張り合ったり絡み合ったりするコミュニケーションは続いているが、心なしか、穏やかな動きになってきたような・・・。
僕も、太陽の座から降りて、リズム隊に加わる。
鳥の鳴きまねなんかもしたような気がするが、はっきり覚えてない。
低い姿勢でいた輪の中の人たちが、いつしか立ち上がっている。
4人が一列になって、手をつないで、縦に並んでいるような感じ。
ふと僕は、人と人の足元の間を、4つんばいになって、くぐり抜けたくなった。
単純な好奇心でそうしてみたら、どうやらこれは赤ちゃんのロールらしい。場の雰囲気もなごやかになったのを肌で感じる。
そういえば、今日何をするかを決める時に、「子ども」もテーマにしたいと言っていた人がいたような・・・。
赤ちゃんの登場後しばらくして、何となく終わりという雰囲気になった。
もちろん、輪の中に入って動いたり、リズムに加わることもなく、ただ見ているだけの人もいた。
「ついていけなかった」と言う人もいたが、「見ていただけで、いろいろなことを感じられてよかった」と言う人もいた。
全員が一体になったわけではないが、何となくの一体感が生まれた気がして、僕としてはとても満足だった。
太陽になったり、赤ちゃんになったりすることで、特にねらいがあったわけでもないのに、場の空気が変わるのは、面白い体験だった。
最初に「言葉を使わないワークをしよう」と言ってくれた人は、君は「テンペストに出てくるプロスペローみたいだ」と言ってくれた。
「テンペスト読んだことないし、わからない、」と言うと、「マジシャン」だ・・・とのこと。
なんとまぁ・・・(^^ゞ
これはシェークスピア大先生を読んでみないといけませんな。
by matsuzoh2002
| 2006-05-16 21:23
| ワールドワーク@シドニー'06