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身体で思いを形にするワークショップblog

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「こうなってほしい!」「そのためには、今どうすればいい?」そんな思いを、「体で感じる」ことを重視しながら表現するワークショップの進行役(ファシリテーター) まつぞうのblog

過酷な運命も、怒りも、クリエイティブに取り組む!

「被抑圧者の演劇」の創始者、アウグスト・ボアールの自伝、Hamlet and the Baker's Son: My Life in Theatre and Politics を読了。

ボアールの本は、日本語訳が1冊、英語訳が4冊出ているが、これで一通り全部読んだ。

結局、実践や理論の本よりも、自伝が面白かった。
・・・もちろん、それは実践の面白さを知っているから・・・だろうけど。

しかし、軍事政権の拷問、ヨーロッパへの亡命など、過酷な運命も経ながら、その場その場でクリエイティブなボアールの実践。
そして生き方そのものもクリエイティブ。

大いに見習いたいと思った。

最近僕がひねり出した「楽しい変革」という言葉は、ボアールの実践と生き方なくして、うまれなかった。
わが心の師匠だ。

カエターノ・ベローゾ、ジルベルト・ジルなど、ブラジルの著名なミュージシャンや、映画「セントラル・ステーション」の主演女優、フェルナンダ・モンテネグロが、ボアールと一緒に仕事をしていたのを知って、ぐっと身近に感じるようにもなった。

ブラジルには一度行ってみたいよなぁ・・・

そんな余韻も感じつつ、お風呂で読む本はGary Reiss著Angry Men, Angry Women, Angry World: Moving From Destructivenss To Creativityになりました。

「怒る男、怒る女、怒る世界」というタイトルですか。
プロセスワークを活かして、「怒り」について、取り組む本。

今、怒りが収まらない相手もいる・・・いるなぁ。
怒りと向き合っていくことは、永遠のテーマでしょう。

この本は、「怒りの潜在的な価値」について書いてあるようで、楽しみです。

サブタイトルは「破壊性から創造性」ですね。

こちらの本も、クリエイティブに関するもの。

やっぱり過酷な運命を乗り越えるにも、怒りと取り組むにも、やっぱり必要なのはクリエイティブであることだね!
by matsuzoh2002 | 2006-04-08 14:59 | 最近読んだ本

by matsuzoh2002