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身体で思いを形にするワークショップblog

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「こうなってほしい!」「そのためには、今どうすればいい?」そんな思いを、「体で感じる」ことを重視しながら表現するワークショップの進行役(ファシリテーター) まつぞうのblog

合理主義者のために、プロセスワークのアピールを!

「その続きを知りたくて 賢者を訪ねた
すると 彼は言いました
『教えない』」

…宇多田ヒカル「幸せになろう」

いいなぁ、この賢者さん。字面にするとそうでもないけど、宇多田ヒカルの歌い方で、とってもお茶目な感じに聴こえる。

直前の投稿のヤイコの歌を思い浮かべている時に、この歌の、このフレーズが浮かんできた。

この賢者さんが、わかってて教えなかったのか、ひょっとするとわからないことを「教えない」と言ったのか、そもそも何を教えなかったのか、何もわかりません。
でも、何でもかんでも教えてほしくないよなぁ…と思う。特に、非合理的なことについては。

僕はもともとゴリゴリの合理主義的な人間でした。占いとか、まるっきり信じなかったし。
今も占いは、面白がりはしても、信じることはない。勘が鋭い人は、すごいと思う。占いも、勘の鋭さで勝負するのはいいと思う。けれども、占いのやり方を突き詰めちゃって、「なんとか術」とか「なんとか学」とか名付けちゃうのって、僕は好かん。そういう突き詰め方って、むしろ、野性的・本能的なものから遠ざかってしまい、勘を鈍らせるような気すらする。

最近やっと一冊(「無限の本質」)を読み終えた、カルロス・カスタネダの本に出てくるメキシコの呪術師、ドン・ファンは、現代の一般的な世界観とは根本的に異なる、古代から続く伝統的な世界観を提示してくれているようだ。(長いシリーズの一冊を読んだだけなので、まだよく分かってないことだらけだが…(^^ゞ)
こういうのは、非合理なようであっても、生き方のヒントや智恵を、そこには感じる。

合理的・科学的な考え方だけでは、限界があるのは、よーく分かってる。
でも、わからないことを分かったような顔でいうのは、ホントご勘弁願いたい。わからないことは、わからないままで置いといてほしい。
宇宙のような訳のわからない空間を、科学的に解き明かした人類の叡知はホントにすごいと思う。けれども、占星術なんぞは、遊び以上のものとは、思えない。
プロセスワークは、合理的な部分と非合理的な部分が、絶妙に織り交ざった、セラピーというか、それを超えたコミュニケーション・ツールだと思う。

僕のように合理主義的な傾向が強い人間にとっても、プロセスワークには大きな魅力と可能性を感じる部分が多いと思う。
スピリチュアルな部分はすっ飛ばして、具体的な効果を無理のない範囲で強調すれば、合理主義者にもかなりアピールできると思う。
プロセスワークの輪に、スピリチュアルな部分に主な関心がある人が多いのは、もったいない。合理主義者からすれば、それは、怪しく、うさん臭い。
僕は、演劇のワークショップを経由することで合理主義一辺倒からはだいぶ抜け出したところへ、ワールドワークへとたどり着く…という流れでした。
ワールドワークからプロセスワークに関心が向かうまでは、かなりの時間が掛かってるし。

もともとの合理主義者の面を活かして、プロセスワーク/ワールドワークのアピールをしていく…そうすることに使命感に近いものを感じつつある。

そんな感覚が生まれてきたのも、やっぱり宇宙とのつながりを感じたおかげかな
by matsuzoh2002 | 2006-02-01 17:02 | プロセスワークの参加体験

by matsuzoh2002