ブログトップ

身体で思いを形にするワークショップblog

karadaws.exblog.jp

「こうなってほしい!」「そのためには、今どうすればいい?」そんな思いを、「体で感じる」ことを重視しながら表現するワークショップの進行役(ファシリテーター) まつぞうのblog

痛い映画だなぁ・・・「リリイ・シュシュのすべて」

エドワード・ヤンの「ヤンヤン 夏の想い出」を最近見て、HPを見たら岩井俊二氏がコメントを寄せていた。「リリイ・シュシュ」のことも、当時公開間近ということで紹介してあった。

そんなご縁もあって、少し身近に感じているところへ、最近ある方と話していたら、「リリイ・シュシュ」のことが話題に。

何となく見るタイミングかなと思って、見てみた。

冒頭から、聞き覚えのある声。これがどうも「リリイ・シュシュ」らしいが・・・

あとで確かめてみると、最近FMラジオでよく耳にして、結構いいなと思ってるsalyuの声だった。この声にも導かれてこのタイミングで見ることになったような気も・・・

映画は・・・痛い。

中学生だったのは20年くらい前だが、当時、そんなにひどい被害はあわなかったものの、間近をすり抜けていって、おびえ、ビビッていた、いじめの風景が・・・痛い。

被害にあわないために、被害者が加害者に回る・・・そういう構図の中で、被害者に固定されてしまうと・・・痛い。

20年も経ってから見ると、距離を置いて見れるから、受け入れられるのかも。
ネット上での感想は賛否両論で、受け入れられない人も多数いる模様。

久野さん役の伊藤歩には役者魂を感じるなぁ。スワロウテイルでは濡れ場ではないとは言え、脱いでたし。
今回も、口数は少なく、強烈な体験を耐え忍ぶ役で。彼女が屈せずに乗り越えられたのは、自ら音楽をつむぎ出せたからではないかな、という気がする。

音楽を聴くだけでは、一時的な逃避しかできない。リリイシュシュは救ってはくれない。
蒼井優が演じた子も、学校じゃなくカイトの方に道を求めればよかったのに・・・と思う。
でも、真っ只中にいると、他に出口があるなんて思えなもんだよなぁ、中学生。

そして、僕の中の一部は、いまだに中学生なんだと思う。
だから、距離は置きつつも、やっぱり・・・痛い。
いじめに対するおびえは、全くないとも言い切れない。

そうじゃない世の中のあり方をどう広げていくか、いじめなんてくっだらねぇ~という生き方を、子どもの時から誰もが普通にできるように・・・そんな世の中にしていきたいものだが・・・。

あらためて、そう思うのでありました。
[PR]
by matsuzoh2002 | 2005-07-12 14:55 | 見た映画