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身体で思いを形にするワークショップblog

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「こうなってほしい!」「そのためには、今どうすればいい?」そんな思いを、「体で感じる」ことを重視しながら表現するワークショップの進行役(ファシリテーター) まつぞうのblog

古民家でワークを受けたら、実家が文化遺産だと気づいたの巻

今日受けたゲシュタルトセラピーの会場はフェルデンハウス北斗星でした。

京阪・香里園から徒歩の寝屋川市内にあります。

今月11日にワールドカフェとフェルデンクライスのワークを受けたのが初訪問。

駅から徒歩9分のところにある、畑を曲がった所にある古民家。

香里園で降りたのはこれが初めてで、どんな所かまったく知らなかったこともあり、「畑」「古民家」というキーワードから、駅から9分も歩けば、広々とした畑の真ん中に古民家が・・・という風景を、勝手に想像しておりましたが、香里園はそこまでの田舎などではないのでした。
住宅街の中の古民家でした。

しかし古民家の中に入ると真っ先に思ったのは「実家に似てる!」ということでした。

畳張りの座敷に床の間があり、欄間に装飾がほどこされてるのがそっくり。床の間の横の棚もどこか似ている。

隣の部屋に仏壇があれば、一層そっくりだな・・・と思っていたら、仏壇は改修の際に隣に建つ大家さんの住家に移したけど、元々は隣の部屋にあったという。

僕の実家は名古屋ですが、大阪も名古屋もなく、昔の民家の標準的な形がそこここにあったということに気づかされる。

座敷の脇には縁側がある。
改築前の実家では、毎晩、木の雨戸を閉めたよなぁ、戸袋から雨戸を順番に出して、敷居を滑らせて・・・という作業を懐かしく思い出す。
聞けば、この古民家でも、やはり、木の雨戸、戸袋があったという。
実家もここも今ではガラス戸にサッシと近代化されてるけど。

北斗星の玄関を入ると土間になっている。
実家も改築前はそうだった。
そして土間には五右衛門風呂があった。懐かしい。

北斗星に来たからこそ思い出した。

毎晩風呂を炊くから、湧かす用に薪が用意されていた。
学校の帰り道に、木切れなんかが落ちていると、「炊きもん」になるからと、拾って帰ったりもしていた。薪は十分に用意してあったから、特に拾う必要はなかったんだけど、役立つことしてる感覚がなんかうれしかったんよね。

思えば、そんなことしてる同級生はおらず、炊きもん?何それ?と怪訝な顔をされてたと思う。
五右衛門風呂は消え行く運命だったんだわな。
実際、うちも、僕が小3の時に改築して、土間と五右衛門風呂は姿を消したのだ。
その後の改築で、木の雨戸と戸袋も消えた。

それでも床の間と欄間は座敷は残ってる。

ワークショップの会場として、公共施設の和室を借りることもあるけど、こうして古民家の座敷でワークを受けてみると、実家の座敷もワークショップの会場としてありなんだと思える。

そして急に、その実家も「文化遺産」なのか!という思いが芽生えた、北斗星初訪問でした。

五右衛門風呂残しといても面白かったよね。
でも残ってないので、とりあえずこの記事で語り継いだ・・・っちゅうことです。
by matsuzoh2002 | 2010-07-25 01:56 | つぶやき

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